第18巻 人材育成
昭和62年、大蔵大臣秘書官を最後に大蔵省を退官し、生まれ故郷の
福岡県行橋市に戻り、国政を目指した山本幸三代議士。
初当選までの道のりは決して楽なものではなく、苦節6年、山本幸三の国政への情熱と郷土への感謝の思いがやっと結実したのは、平成5年、バブルが終息に向かう頃。
日本中が好景気で浮き足立っていた時期、初出馬で惜敗の辛酸を嘗めた山本幸三は、
九州国際大学で教鞭をとる傍ら、バブル景気の狂喜乱舞をよそに、一心不乱に自らの政策作りや有権者への挨拶回りとまさに東奔西走しておりました。
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その浪人時代に始めた九州国際大学での学生との交流は、天職の次と言っても過言ではなく、現在、山本幸三事務所に学生部が存在するきっかけにもなっているのかもしれません。山本幸三代議士は若者と交流し、育てていくことが好きなのです。ちなみに、「天職の次」と言ったのは、天職は政治家だからです。
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そんな人材育成に熱い山本幸三代議士ですが、彼の育て方は業務分担をしっかりと区別することから始まります。以前こんなことがありました。
普段から地元福岡と東京の往来には飛行機を利用している山本幸三代議士。
山本幸三代議士 = 飛行機に乗る人
秘書 = 飛行機を予約し、チケットを手配する人
以上のような分担で仕事をしているわけですが、ある日、羽田空港へ向かっているはずの山本幸三代議士から、事務所に1本の電話がかかってきました。
代議士:乗ろうと思った飛行機、間に合わなかったんだよ。
秘 書:わかりました。地元事務所に連絡しておきますが、次の○○便への搭乗は
大丈夫ですか?
代議士:大丈夫だけど。あと3分後にまた電話するから、予約して予約番号を
知らせてくれ。
秘 書:はい、わかりました。ところで、先生は今どちらにいらっしゃいますか?
代議士:今、羽田空港のカウンターの前だよ。カウンターの係の人から
搭乗手続きが間に合わないって言われたんだよ。
秘 書:・・・。(心の中で、目の前のカウンターにいる係の人からそのまま次の便を
予約してもらえばいいのに・・・。)( ̄  ̄;)
と、いかなる時も“業務分担”をしっかり守る山本幸三代議士の人材育成への熱い思いが伝わる一場面でした。