第9巻 通勤電車

朝の通勤電車の混雑ぶりは、今や日本の首都圏の風物詩ですね。私達秘書も毎朝、国会議事堂裏の議員会館の事務所まで満員電車に揺られ出勤しています。
この満員電車、普通なら苦痛に思えますが、山本幸三事務所のマスコット的キャラクター、タダシ君にとっては毎日の楽しみの1つなのです。


〜以下、出勤電車内の様子〜

電車の中:ガタンガタン(いつもの通り、つり革につかまり立っているタダシ君の隣には寝ているサラリーマン風の男性が寄りかかってきています。)

タダシ君:心の中(何だ、この人は。しっかりと自分の足で立てばいいのに・・・。よおし、今日もやってやるか!)

電車の中:キィーッ!(急ブレーキの音)

タダシ君:よし、今だ!(サッと寄りかかられていた自分の上体をそらします。)

電車の中:バタバタバタ・・・!!(それまで立っていた人達が軸を失い、一斉になだれをうって倒れ始めます!)

タダシ君:よし、今日も出だしは順調♪♪(と、何事もなかったかのよう。)


そして軽やかな足取りで永田町ホームの階段を駆けあがるタダシ君なのでした。