第10巻 番外編

今回は、山本幸三代議士の実兄から投稿をいただきましたので、掲載させていただきます。
事務所スタッフからは“こまわり君”の愛称で親しまれ、山本幸三代議士の1番のファンでもあります。


〜以下、こまわり君より〜


山本幸三代議士は、非常に頭が良くて、自民党きっての政策通だとか言われ、お高くとまっているだとか、近寄りがたい、話しづらいだとか言われてきました。しかし決してそうではなく、その山本代議士にこの世の中で一番怖いと恐れられているのが、5つ年上の私であります。
我々は7人兄弟で、幸三は1番末っ子です。私達家族は満州から引き揚げて来て、大変貧しい暮らしをしている引き揚げ難民なのに、なぜか幸三が誕生しました。幸三が少年時代、彼を引き連れて遊ぶのがうっとうしく、自宅近くの貴船神社お堂の中に放り込みマンガ本を差し入れて、私は他の悪ガキと遊びほうけていました。このことにより、幸三は自然と本を読むクセが付き、また悪ガキどもも幸三に手を出すと兄弟からぶん殴られるということで、あの気性の荒い京築地区において、すくすくと育つことができたのです。
後年、幸三が教育に関することを執筆したいと言ったことがあります。私は彼に、最大の教育はたくさん子供を生むことだと。そうすれば兄弟助け合い、その中から1人くらい社会に役に立つ子が出てくると・・・。


・・・さて、話の途中ですが、この原稿執筆中に呼び出しの電話がかかり、こまわり君は地元へと旅立って行きました。次回へ続く・・・かも?